音楽療法士とは

　音楽療法とは、音楽の作用を通して心身の機能回復や向上を図るもので、音楽療法士はそれを実践する専門家です。音楽療法士は音楽療法を行う上で実際に楽器を演奏できなければならないのはもちろんのこと、対象者の心身の状況を踏まえてその気持ちを感じ取り、それを演奏に生かす技術も必要とされます。

　音楽療法士の職場としては、福祉施設や病院、地方自治体の福祉関連職員などがあります。

　音楽療法の資格は、日本音楽療法学会や全国音楽療法士育成協議会など複数の団体で認定制度があります。日本音楽療法学会で認定されるためには、学会への入会と審査が必要になります。

　全国音楽療法士養成協議会では音楽に関係の深い大学や短大が協力してカリキュラムをつくっており、各大学で行われる養成カリキュラムを修了し卒業することで、「音楽療法士１種」「音楽療法士２種」の資格がそれぞれ与えられます。

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